NK細胞療法の基礎

患者NK細胞療法と言っても多くの方はどのような治療法なのか分からないでしょう。NK細胞療法はもっとも注目されている治療法の一つともいわれていますが、その実態を知る人は少ないと思います。NK細胞はナチュラルキラー細胞のことを言うのですが、このナチュラルキラー細胞はリンパ球の一種となります。ナチュラルキラーという物騒な名前の通り、がん細胞に対して執拗な攻撃を加える細胞なのです。自分以外の細胞をすべて殺してしまうほど高い殺傷能力を持った細胞として知られており、このナチュラルキラー細胞を使った治療がNK細胞療法なのです。

具体的にどのように治療を行うのかということですが、まずは患者さんからナチュラルキラー細胞を採取します。採取されたナチュラルキラー細胞は特殊な医療機器を用いて増殖させます。がん細胞と戦わせるためには数も必要となりますから、ナチュラルキラー細胞の数を増やし、その上で活発化させていきます。約200倍ほどに増やしたナチュラルキラー細胞はその後点滴などによって再び患者さんに戻されます。あとはだいたい想像がつくかもしれませんが、体内に戻ったナチュラルキラー細胞はひたすらがん細胞を見つけては殲滅していきます。続いては、副作用の有無について説明します。